This homepage is the page which thought toward the maker's car was condensed to.
赤レガ紀行−北海道日記(旭川)2004夏


<プロローグ>
昨年はフェリーで帰郷しましたが、今年は1ヶ月早くに飛行機&レンタカーで3日間だけ帰郷しました。
妻がラベンダーを見たいとの要望があり、有給休暇を取っての帰郷でした。
レンタカーで回った場所は毎年ほぼ同じなのですが、今回は旭川から富良野へ向かう道筋をレポートします。国道を通ると渋滞または混みすぎるので、ここ数年間は裏道を使って移動しています。
また、今年は念願の“吹上温泉露天風呂”にも入浴しました(^^;;;
※道路地図は製作中です。それと写真は後日追加します。

7月9日に有給休暇を取り、短い間ですが11日まで3日間の日程で旭川の実家に帰郷しました。
本当は今年も8月の夏休みにフェリーを使い日程に余裕をもって帰りたかったのですがラベンダー畑を妻がどうしても見たいと言っていたので、仕方なく飛行機を使っての帰郷となりました。

9日は朝一の便なので自宅を午前4時に出発、娘は自宅から起きていましたが彩夏は寝たままです。予約を入れていた羽田のイエローパーキングに車を預けてバスで空港まで送迎してもらいました。
空港で搭乗手続きを済ましゲートラウンジへ、窓からはピカチューの飛行機なども見ることができて娘たちは大はしゃぎです。このラウンジで家で作ってきたオニギリを食べてのんびりと飛行機の搭乗を待ちました。


搭乗は6時20分です。子供が小さいので優先搭乗、ちょっとVIP気分を味わいました。でもADOの機内は狭い。8時15分定刻に千歳空港に到着、そうです旭川空港便は満席で取れなかったため仕方なく千歳着を取ったのです。
千歳からはレンタカーを予約しました。空港ロビーで受付を済ませ、ニッポンレンタカー千歳営業所までは送迎バスです。営業所はとてもスケールが大きい!カウンターも銀行のように広く、着くと間もなく受付番号を呼ばれレンタカーを借りることができました。
レンタカーはストリーム7人乗り、父母も乗せてのドライブを考え7人乗りを借りました。道内の大手レンタカーはナビ付きが多いようです。千歳から道央道に入り2時間15分かかって実家には11時30分前には到着しました。
昼は旭川ラーメン!残念ながら梅光軒ではなかったのですが、熊っ子ラーメンも充分美味しいです。一休みしてからみんなで街に買い物に行きました。


翌10日は朝からドライブにでかけました。毎年帰郷してもラベンダーが満開というのを見せたときがなかったのでよい機会です。
ルートは美瑛〜中富良野〜富良野(麓郷)〜白金温泉、ほぼ毎年のように通っているルートなのですが、いままでホームページではそのルートを紹介していませんでした。観光バスや他県ナンバー車は旭川〜美瑛〜富良野へは大抵はR237を使うのですが、この道路は片側1車線で観光渋滞が起きるので有名なのです。初めて行ったときは私もはまりました。

そこで裏ルート、旭川市内から環状1号を通りツインハーブ橋で忠別川を渡ります。このまま真っ直ぐ行くとR237となるのですが、2つ目の旭川医大前の交差点を左折、丘の上を走るのはとても気持ちよいです。
暫く走ると信号機がある10号線との交差点、ここを右折し丘を西瑞穂へ下ります。番場で有名な旭川競馬場はこの先ですが、ここでR237に入ります。約2.7km走り五稜方面に右折、R452に入ります。手前の道路標識が目印です。
辺別川を渡り道なりに約700m進むと美瑛左折の道路標識があります、ここを曲がっても行けるのですが、私の場合は真っ直ぐに走ります。約4km走って左折、山間を約1.5km走り左折するとセブンスターの木、ここから美瑛巡りのスタートです。


美瑛は広いので予めルートマップを買って、調べて行くほうが良いと思います。我が家は毎年お願いしている農家にジャガイモを頼みに行ってから、いままで見ていなかったマイルドセブンの丘を見に行きました。美瑛の丘は写真を撮るのには良いスポットが多いですが、レンタサイクルが道の真ん中をよろめいて走っていたり、クルマが路上に無理に止まっていたりと最近はマナーが悪い来訪者も多いので気をつけましょう。ちなみに我が家は、道路に駐車できる(農耕車進入口)スペースに駐めています。


夏の美瑛はパッチワークの道から横道に反れ、あまり名が知られていないような狭いダートを走り観光客がいないスポットを探して家族で写真を撮りました。 暫く過ごしてから中富良野町および富良野市に向かいました。

富良野までも裏ルート、パッチワークの道からR452に戻り美瑛川にかかる五稜橋、美田小学校前の交差点を左折し美瑛川沿いに走ります。右に登りのルートが現れますが、これは丘越えで富良野に向かえるルートです(帰りはここを通って来ます)。
美田小から約2kmほど走ると美瑛川に流れ込む支流“留辺蕊(ルベシベ)川”との合流地点先を左折、小さい橋で先はダートなので間違わないように。誤って曲がらずに先に進むとダートで段々と道が細くなります。R237には美馬牛付近で抜けられるのですが、道がちょっと悪く複雑です。
小さな橋を渡ると再び美瑛川沿いに約1.2km走ります。広めの三叉路を右折、暫く道なりに走るとルベシベ四番通りに抜けられます。西美小学校前を左折するとR237のかんのファーム近くに出ることができます。途中には何kmも直線でジェットコースターのような道が何箇所も現れます(ガイドブックに乗っているジェットコースターの道とは別もの)。


美瑛を出てからここまで、シーズン中にもかかわらず対向車は全く無しでした(って普通の人は走らないかな?)。こちらの道は途中ダートが若干ありますが、広めで徐々に舗装されて来ていますので、脇道にさえ行かなければ走りやすいと思います。

今回はこの道をルベシベ一番通り方面に向かい、道道70号を右折、中富良野に向かいます。
道なりに走ると二股川と並走となります。この近辺は牧場が多く、牛の放牧が多々みられます。娘たちも大感激でした。

ルベシベから約10kmほど山合いを走ると三叉路が、直線すると富良野市に向かえますが、中富良野のファーム富田に向かうため左折し江花方面オリカGCを抜けてファーム富田に到着です。


シーズン真っ盛りということで、富田ファームも毎年のように止めていた園内の駐車場は満車で、ちょっと先(ラベンダーの土手近く)に臨時に作られた駐車場に迂回しました。

園内は雨上がり直後ということもありラベンダーの香りが周囲一面に漂い、とてもリラクゼーションできる感じです。奥に進んで行くと、そこは見事に一面が紫色の絨毯を敷き詰めたように満開のラベンダー。私も7月に訪れたのは4年ぶりですが妻が感激しておりました。

ラベンダーは単種ではなく、濃くて花が大きい「早咲濃紫」や富良野ラベンダーとして知られる「ようてい」などが整然と植えられています。またポピーやコスモス、タンジーなど色々な種類の花々が咲き乱れているのに娘たち大喜びでした。

また、園内で必ず食べるのが「ラベンダー・ソフトクリーム」。今年は一種類しかなくて残念でしたが、とても美味しかったです。
富田ファームの側には「彩花の里」という富田ファームに引けをとらないラベンダー園もあります。写真を撮ったり、ラベンダーの苗を見たりして約1時間程度を中富良野で過ごしました。


午後1時になり、ちょっと小腹も空いたので昼飯を兼ねて 麓郷の森へ移動します。中富良野からはR237を挟んで反対側の山中にあります。距離にして約10km程度、車で約15分程度で到着しました。テレビドラマ“北の国から”のロケ地として知られる富良野市麓郷地区、「麓郷の森」はドラマで使われた「黒板五郎(くろいたごろう)の丸太小屋」、風力発電のある「五郎3番目の家」を中心に、写真館などが点在するところです。ここも富田ファームと同じで入園無料、観光客が結構な数です。

私達はお腹が空いていたので園内の「森のレストラン」でひとまず昼食タイムになりました。母と妻、娘の3人はコーンカレーセット、私はバターカレーセットです。森林浴(といっても店内ですが)をしながらの食事は大満足でした。
食事のあとは「丸太小屋」と「3番目の家」を見学し、“北の国から2002遺言”で五郎が作った中畑木材の娘のための拾ってきた廃材で作った「拾ってきた家」を見学に行きました。



ここは駐車場も完備され、園内は雪子おばさんの家と中畑すみえ夫妻の家、五郎の4番目の家や山羊小屋もあります。柵内に入るには入場料が200円かかります。柵の外からも充分見られるのですが、中に入って見ることをお勧めします。


雪子おばさんの家はアトリエと住居部分が左右で分かれており、中畑木材で使われていたトラックの金属コンテナを使用して渡り廊下が作られています。 その隣には中畑娘夫妻の家、そしてドラマには出ていなかったのですが、黒板純と結の新居が建築中ですので(私達が行ったときは基礎部分でした)、今後の続編もあるかもしれませんね。


ところで拾ってきた家は土台が車のホイール。出窓はスキー場で使われたゴンドラが使われ、天井は生タマゴケースが利用されています。実物はドラマよりも、もっと迫力がありました。冬場も見たい気がします。

時間は午後3時近くになり、そろそろ帰宅の時間。
しかし、私にはもう1つの目的地がありました。
十勝岳の山中にある「吹上露天風呂」の入浴です。ここも北の国からのロケでも使われました。田中邦衛と宮沢りえの入浴シーンでも知られているところです。混浴無料露天風呂で毎年のように訪れてはいたのですが、いままで入浴できずでした。
富良野市からは東9号線を使い上富良野まで行き旭野川沿い〜富良野川沿いの山道を十勝岳温泉に向かいます。ここも全線舗装されていて道幅も広く走りやすいのですが、天候が変わりやすいので注意。私が走ったときも濃霧でした。 坂を登りきったところで三叉路が現れます。左折すると白銀荘保養センターの手前左側に吹上温泉の無料駐車場があります。


家族を残し、手ぬぐい1本で露天風呂まで徒歩で下っていきます。すでに十人程度が入浴していました。
ここの湯船は2ヵ所、湯船の先に脱衣所があります。脱衣所といっても運動会のテント小屋のようなもので、壁も無いので天然姿、尻丸出しで湯船まで行きます。
まずは下湯から、ちょっと熱いのですが、程よい気持ちよさです。念願の天然露天風呂は本当に良いものです。カラダも慣れてきたので上湯にチャレンジ、ここはとても熱いのです。前に来た時に手を入れてみたのですが、熱湯に近かった感覚がありました。
さて入浴、思った以上に熱い!ものの1分程度浸かってから下湯に逃げました。 入浴は10分位でしたが、カラダがほてってとても気持ちよく帰路につきました。

早いものでもう帰る日になりました。
母と妻と娘で昼に食べるピザを作っていたので、私は近くのスーパーにお買い物、その後でホーマックにDIY材料を購入してきました。毎年何かしらを作ったり治したりするのですが、今回は庭の雪よけ部分に照明の設置とアルミ製のガーデンテーブルとチェアの塗装がメインでした。ついでにセンサーライトを風避室にも取り付けました。
あっという間に昼ごはん、そして後片付けを済まし夕刻。実家を出発し千歳空港へと向かいました。
道央道の砂川に大きいサービスエリア附帯施設があります。ここでお土産を沢山買い込み千歳経由で帰路につきました。


自宅への帰宅は夜中1時、明日から仕事と考えると頭が痛いです。
そうそう、費用的には昨年と変わらなかったので、来年は盆にフェリーで行くことになりました。