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ステアリングラック交換

1年前からステアリングラックよりフルードが漏れていました。これはBC/BFに少なからず発生する現象で、ラック部分のOリングやブーツからの漏れなので、ATF(パワステオイル)を足しても足してもすぐオイルが減ってしまっていました(^^;;;
はじめはBC/BF用ラックに交換すようと、BC/BFメーリング仲間の“けい”さんよりラック一式を頂いていたのですが、今回GC8インプレッサ用ラックが手に入ったので、こちらに交換することにしました。
BC/BF用は車速感応方式だったのですが、GC8用はエンジン回転感応方式のため、若干配管がシンプルになり故障も減るのではというのが流用の理由です。
取付はボルトオンでいけるのですが、パワステECUの配線をキャンセルすることが必要です。
また、ステアリングギヤBOXのホース取り付け部の角度が違っているため、ホースごと交換しなくてはなりません。
私の場合パワステポンプ後のホースから丸ごと手に入れることができました。


作業手順
1.ジャッキアップ
2.パワステポンプのタンクから注射器でオイルを抜く
3.フロントスタビを外す
4.ドライブシャフト(F運転席側)、フロントパイプを外す
5.ポンプと繋がっているオイルのイン側・アウト側のホースを外す
6.タイロットエンド・プーラーでタイロットをナックルから外す
7.メンバーから各アダプタを止めているボルト各2個所を外す
8.ラック本体を外し、GC用ラックを組みつける
9.GC用ホースをパワステポンプに繋げ、フルードを足す

という感じで思っていましたが、ホースを外すためには、エンジン周辺の補機類(吸気関係やラジエター・サブタンク)も外さねばならなくなり外すまでに、結構な時間を要しました。
午前10時に作業開始、上記手順に沿ってF部分をジャッキアップし、ウマを取付けた後、オイル抜きやスタビ外しと順調に行きましたが、実はGC8用ラックをGC8から外す(本当はメンバーだけが残っておりそこから外したのですが)ときにホース類を全部付けたまま30分程度で外せたので、同様にホース類を同時に引き抜けると思っていました。

パワポン用ATFオイル(赤)が漏れているのが解ります。


まずはスタビライザーを外します。

そこで、CとDを省略して、タイロットをナックルから外してメンバーの4ヶ所のボルトを外して抜こうと思ったのですが、GC8用とギヤボックスの形状や前述のホースの取付け角度が違うために引きぬけず、結局ドラシャとフロントパイプを抜き、戻り側ホース(B)を外して15時頃にようやく抜くことができました。


タイロットエンド・プーラーを組んだところです。


ドライブシャフトを外したところです。


ギヤボックス部です、既に金具は外してあります。

取付けはその逆で行いましたが、ドラシャ抜きのやり方や、ナックルを入れる際パンタジャッキで持ち上げていれるとか、勉強になることが多々ありました。途中、ミッションマウントをSTI強化品に換えるのも行い、途中休憩も含めて結局終了したのは22時でした。


ラックアダプタ(金具の下側の部分/ラバー製)が変形しているのが解ります。ここが変形してラックからずれると、ハンドルのセンターが出なくなります。


ようやく外せたステアリングラック。


手前がBF用、奥がGC用です。

ミッションマウントは、外観を換える訳ではないので目立つパーツではありませんが、エンジン本体・ミッション本体とボディを固定する重要な役割を担っています。
本来ならば、純正新品部品を組み込むところですが、STIから強化品が出ており値段も何故か安いので、これを組み込むことにしました。