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インスツルメントパネル・スイッチの球切れ
インパネの各スイッチにはON時に点灯するランプ(インジケーターランプ:フォグ・デフォッガ・パワステ切替(BC/BFのBタイプのみ)等)とイルミネーションSWがON時に点灯するランプが埋め込まれています。
この電球が経年数により切れることがありますが、部品さえ調達できれば自身での交換は比較的楽に行なえます。今回はこの交換作業について紹介してみます。

まずエンジンキーは抜いて(ACCのOFF)作業して下さい。

スイッチ(画像はBFの物ですが、GCやBG・BH等についても外見こそ違いますがイルミ部分は同じといっても良いと思います。※確信は持てませんので、ディーラー等で確認はお願いします。)
スイッチパネルの隙間(BC/BFでは下側)に−ドライバーを差し込むと樹脂製パネルのロックの爪が外れます。
スイッチに取り付けられているコネクタを抜きます。
スイッチはパネル上下に爪によって固定されているので小さな−ドライバーを使って各爪を押し上げスイッチをパネルから抜きます。この爪は樹脂製ですので割らないように気をつけて下さい。
スイッチには2個の円形の蓋が付いています。できれば整備解説書または配線図を見てからどちら側がインジケーターランプまたはイルミネーションランプかを確認すると良いでしょう。BC/BFでは上側がイルミネーションランプで下側がインジケーターランプとなっています。

円形の蓋(これの裏側に直接電球が付いています)をドライバ−で半時計に30°程度回してからピンセット等で蓋を取ります。電球は蓋に電極を巻きつくように固定されているので、ピンセットを使い外してから新品の純正電球を前のように取付して戻します。

イグニッションリレーの交換121119
10月半ばに発生したチェック・エンジンが点灯、アイドリングがエンジン始動時に2000回転まで上昇した後、500回転を境に上下変動を繰り返す症状が現れました。走行にはブーストも通常通りかかるので問題は無い?のですが、原因を調べて処置する必要がありました。友人から話しを聞いたり、東京スバル竹ノ塚に行ったりして調べた結果、原因はイグニッションリレーかISCVでのエラーが原因でした。
まずは安価?なイグニッションリレーを交換してみました。
イグニッションリレーはECUの裏側(インパネの奥)にあるため、足元のヒューズボックスを外して交換しました。
2枚目の写真中、手前がECUで奥の緑のコネクタの上にリレーがあります。


燃料ポンプ用コネクタの補修
走行距離が10万kmを超えてくると、BC/BFの燃料ポンプが突然止まってしまうトラブルが現れてきます。
燃料ポンプが終わってしまう場合もありますが、1番最初に疑って見たほうがよいのが後席座面下にある燃料ポンプコネクタの接続不良です。
コネクタの太い黒線(ポンプ電源のアース)と赤線(ポンプ電源)が経年によって劣化してしまうことが原因です。
このクルマの場合も同様で、黒線がコネクタ内部で焦げていて金具に皮膜が出来通電がされなくなっていました。バイパスを設けて対処しました。


室内ドアロック故障・修理T(2002.8.24〜25)
約4年ほど前に壊れた時は助手席側フロントドア。
ドアノブを上げてドアを開こうとすると、ドアロックが勝手にかかってしまい開かなくなります。これが助手席や後席ドアなら良いのですが、運転席の場合は集中ドアロックが作動してしまいます。
原因は『ドア開レバーのスプリングを留めている樹脂のツメが折れて、スプリングの先端がドアロックの裏側に当たってしまうから』ということで、タイラップを使って補修しました。

修理するには、ドア・ロック部(インナーリモート部)を外しましょう。これはドアにビス1本で留っているので、ビスを取ってからインナーリモート部を後ろにずらすとドア部分から外せます。最後にラッチASSYに伸びているリンク2本をインナーリモート部で外します。
リンクを外すと、正常の場合はドアロックノブがフリーになるのですが、スプリングを留めているツメが折れている場合はスプリングの先端がドアロツクノブに当たっているので、押しても強く返されてしまいます。
インナーリモート部の裏側からタイラップを入れ、当たっているバネを引き上げてやります。そして余分なタイラップをカットしてからドアに取り付けます。これで修理は完了です。


番外−プラリペアの代わりに使える材料「ユニファスト」
プラリペアは修理用材料ですが、同様の材質の商品があるので紹介します。

以前、フロントターンライトの取付部分が折れたので“プラリペア”を使用して補修したことがありましたが、このプラリペアと殆ど同じ成分(材料詳細や性質を見る限り同じと思われますが、あえて同様のという表現にします)の補修材をみつけました。仕事がら歯科用材料に接する機会が多い最近ですが、多目的常温重合レジン「ジーシーユニファストトラッド」がそれです。
“レジン”というと一般的に解り辛いかもしれませんが歯科用プラステック樹脂のことです。
レジンは仮歯などに使われています(私も歯科の現場での修行中に作りました)ので、非常に高い強度があり壊れ難いし擦り減りにも強いのですが、歯科素材としては若干の吸水性があるので仮歯や義歯(一般に言う入れ歯)などの一時的素材使われることが多いのです。

使用方法はプラリペアと同じく粉末と液からなっていて、両方が結合されることで約5分程度で硬化が完了します。粉末に色が着いており白(仮歯用)またはピンク(義歯用)の2種類があります。これが固まってからの形成はヤスリ等で削ることが出来るので造作も楽に行なえます。ただ、コンクリートのようにゲル状となる訳ではないので型に流し込むという事ができないのが難点ですが。
プラリペアと違って、粉末250g(7110円)/液体250cc(4350円)と高く感じますが、プラリペアの粉末30g+液体50ccで4725円ということを考えると、多く使う場合は絶対に特ですね。



今回は赤レガの運転席側パワーウィンドウ・スイッチ部分が割れていたため補修として裏側からこんもりと盛り、表側はヒビ部分を埋める形で盛り込みましたが、その前に子供の玩具補修としても使用してみました。
歯科用材料としてメーカーから手に入れることは難しいとは思いますが、値段的には、こちらの方が良いと思います。瞬間接着剤で一時的に接合してからレジンを盛ってヤスリで仕上げるなどという補修が出来ると思います。