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エンジン換装記C
EJ20R換装作業行程

EJ20R換装作業の順序としては下記の順序で行いました。
  1. リヤデフ・リヤドラシャの交換
  2. TY752(BF用)トランスミッション降ろし
  3. EJ20Gエンジン降ろし
  4. EJ20Rエンジン、ウォーター・パイプ交換
  5. クラッチ交換
  6. TY752(BG用)トランスミッション載せ
  7. EJ20Rエンジン載せ
  8. 各ハーネス繋ぎ+配管等組み直し
  9. エンジンオイル交換
  10. オイルフィルター移設+ミッション&デフオイル交換
  11. エンジン調整(ECU交換+セッティング等)

130120〜21/本日の作業
本日よりエンジン載せ換えの作業を開始しました。作業に関しては沢山の友人にお手伝い+アドバイス頂ける環境で開始出来ることになりました。解らない部分が多々あって戸惑う連続ですが、載せ換えの経験がある方々の支援を頂けると本当に助かります。ありがとうございます。

EJ20Rエンジン本体にクーラントを循環させる元のウォーター・パイプはBG用を使用するつもりでインマニ等を組んでいたのですが、バルクヘッドから出ているホースとの結合部分がセンターとなるので、丁度ICからタービンに入るエアインテークダクトと干渉することが解ったので、急きょEJ20G用ウォーター・パイプに交換することにしました。エンジン本体と接合するOリングを発注しました。

1.リヤデフ・リヤDOJ(ドライブシャフト)の交換
ジャッキアップ+前後にウマかけ車体を固定し、マフラー(センターパイプ)とプロペラシャフトを外してからリヤデフ・リヤドラシャの交換を行いました。

  • リヤデフ(4.111)降ろし
    ドラシャを固定するセンターナットを外してから、DOJをデフに固定しているピンを抜きます。
    ミッションジャッキをデフに当て、リヤデフを固定しているボルト関係を外します。前にずらしながらミッションジャッキを下げてデフを降ろしました(デフ降ろしは2回目なのでここまでで2時間を費やしました)。
  • リヤデフのペラシャとの結合部(フランジ)の交換
    フランジの形状は同じですが、ペラシャと接合する穴の位置がBC/BF系とBD/BG系では違うため、BF用デフに付いていたフランジをBG用デフに移植しました。
    BF用デフのフランジが固定されているボルトを、回り止めをデフにかけて電動インパクを使い外し、フランジはプラハンで叩きながら外しました。BG用デフも同様に行い、取付はプラハンで叩きながらデフに固定しました。
  • デフカバー交換orスタッドボルト交換
    デフカバーに付いているスタッドボルトはリヤサスメンバーの形状が違うので、BF用が短い(3cm程度)のに対してBG用(GC用も同様)は長い(10cm以上あるようです)ため、デフカバーを交換するかスタッドボルトを交換しないとBFのリヤサスメンバーには固定できません。MINORU Kさんにアドバイス頂きスタッドボルト交換を行いました。
  • BG用DOJを組み付け
    リヤはBF用とBG用(GC用も中期まで同様)ではDOJのリヤデフ結合部の形状が違うのでBG用ドラシャに交換しました(デフにドラシャを中々結合(叩いても全く入らず)出来なくて、結局TAKAさんに入れて貰いました)。
  • リヤデフをメンバーに固定
    取り外すのとは逆の順序でデフを固定して、トルク締めが必要な部分はトルクレンチを使い規定トルクで締め付けました。

TY752トランスミッション降ろし
BF用TY752トランスミッションを降ろす作業を行いました。 ICとフロントパイプ、オペレーション、スターターや各ミッション用コネクター、レリーズシャフトを外し(レリーズは固くて抜くのに苦労しました。富永さんありがとうございました)、フロントデフのセンターナットを外して下側に潜り、DOJをデフに固定しているピンを抜きました。
ここで右DOJのブーツ抜けを発見しました。確かに黒い油脂系がホイールに付着していたのですが破けていなかったので問題無いと思っていたのですが、抜けていたとは思わなかったです。

ミッションマウントを固定しているメンバーと、シフトの接合部分を外して、エンジン上部も必要箇所を外しているのも確認してから、エンジン本体との切り離しが終わりました(本体とミッションがなかなか外れなくて、手伝って頂いた皆さんに苦労おかけしました)。shima.aさん、はしさん、富永さん、MINORU Kさん、TAKAさん本当にありがとうございました。また、愛車(赤レガが不動になったのでBC−RSを貸し出して頂いたTAKAさん、本当に助かります)

BGのTY752ミッションとの違いを見ると、シェルケース等は全て共通で、各ハーネス関係は同一なのですがマフラーステーをシングル用(BF用)に交換したのと、スピードメーター・ケーブルが電気式になっているBG用のをBF用ケーブル付に交換することになりました。ただ私の使っていたケーブルの止め具には亀裂が入っており、締め付けていったら完全に割れてしまったので、ディーラーに部品を(ウォーターライン用部品と一緒に)発注しました(BG用は締め付け部分がプラから金属製に改良されています。部品を頼んだらプラ製が来ましたのでBF用は型式変更後も材質は変わっていないのですね)。
BG用TY752です。

130127&0203〜4/本日の作業
2週間の作業状況です。
1/27は関東地方は朝から大雪に見舞われたのですが、ビストロの非金属チェーンを購入し、午前中に私用を済ませて、午後に東京スバルに部品を受け取りに行ってから作業場へと向かいました。

インマニを外してウォーター・パイプ一式の交換です。午後4時から開始してインマニを取り外しBC/BF用ウォーター・パイプに交換するのに夜中0時まで費やしました(^^;;; このとき、序にフライホを純正加工の7kgからshima.aさんから譲って貰った4.5kgのトダに換えることにしました(これもバランス関係を考えると無謀のようです)。
ところで、雪中の作業というのは辛いもので、2〜3度程度の気温で作業すると、体中は汗をかき火照るのですが、気温が低いので軍手をする手から水蒸気が出る様を見て、改めて大きい作業と思い知りました。
通常の作業だったら、デジカメを併用して作業状況を撮りページにアップさせるのですが、今回ばかりは余裕も無いほどの作業です(^^;;;
翌週になり、エキマニを取り外すための作業とボディ側のセンサーや補機類の撤去、EJ20Rにエキマニを取り付けることを行いました。
日に日に重作業が増大している状況で、事故車(BG5B−GTB)をバラすのとは勝手が違うのを実感。途中で挫折しようかなと思う考えが脳裏を過ぎりました。なんか今までやって来たことが自分のためにならないような気がしてきて、エンジンは現状維持のまま打ち止めにしようとも考えました(でも、今のBFから乗り換えることは考えません、自分の今まで行いたいことを全て叶えてくれているのがBFです。途中で嫌になり他車に乗り換えることで、自分の思い入れが終わってしまうと思います)。

確かに赤レガのエンジン状態は悪いのですが、エンジンは後に考え(ツインターボをシングルに交換して載せてセッティングすること自体の無意味さ)、同じような状態のミッション関係を交換した後(載せる状態は終了していますので、あとは作業するだけ)で取りあえず暫く(そのまま)乗り続けるようにした方が良いと思うようになりました。こうなると作業自体も行う気力も薄れたのですが、レガがウマに載っている姿を見て、このまま何もしないまま終わると、今までやって来た(ゆきりんの許しで出費して来たこと)が無駄になってしまうことになります。
取り敢えずやれるだけやってみて、他の手だて(載せてダメなら次の手段/GCエンジン探し&タービン交換とか:エンジン買いは許し貰いましたが何とかセッティングしたいです)を考えればと思い作業継続することにしました。

エキマニはEJ20Gから取り外すまでは順調だったのですが、EJ20Rに付けるのに四苦八苦しました。排気の熱のためかインマニ自体が縮んでいるのがエンジン本体のエキマニ取り付け穴に入れるので1時間を費やしました(バンテージのガラス繊維はガラスが体に刺さって大変です)。何とか早く終わらせたい(レガを動かしたい)と思うものの、気ばかりが先行して先には一考に進まないのが悔しいのですが、これが私の現在の状況かな(^^;;;
ただ一歩一歩確実に進めているのは自分でも解るので、何とか頑張りたいです。今回はクーラント用水の持込(18g)及びEJ20Gエンジンの補機類(インダクションボックス等の吸気系やO2センサーや排気温度系等のセンサー類を含む電気系)とエンジン側ハーネスを取り取り敢えず取りました。今週もEJ20Gエンジン降ろしとEJ20Rエンジン等の搭載は次回に持ち越しになりました。

130210〜11/本日の作業
10日は昼から作業を始めました。
ラジエターを取り除く作業です。まずはラジエターを固定している上部の金具(自家製クールラジエター付)を外し、タンクのキャップを開けラジエター下部のドレンからある程度抜き、次に下部ラジエターホースを取って残りのクーラントを排出させました(始めからエンジン降ろしまではGatamangさんにお手伝い頂きました)。

次にクーリングファンのコネクタを外しエアコンのコンプレッサーをコンプレッサー用マウントごとバッテリーの位置にずらしラジエターを外しました。
既にミッションは降りているので、エンジン降ろし作業に進めます。パワステポンプはホースを結合させたままポンプ本体をパワステポンプ用マウントから外して本来エアクリがある左バンクに避難させました。またクーラント系のパイピングを外しエンジンマウントのボルトを緩めてから、インマニにチェーンを固定してエンジン・クレーンでEJ20Gを吊り上げました。
何も無くなったレガのエンジンルーム

次はBG用TY752ミッションの搭載です。エンジンが先かミッションが先か悩みましたが、エンジンはタービン周りのオイル等配管にバンテージを再度巻く作業があるので、ミッションを先に搭載することにしました。

ミッションはスピードメーター・ケーブルやフロントパイプ吊り金具等を移植した後にメンバーを固定してからクルマの下に引きずって来て、エンジンクレーンを使用し前部を吊り上げ、手で後部を押し上げ、ミッションジャッキをミッションの下側に入れました。
ジャッキを上げながらフロント・サスメンバーまで押し上げボディにメンバーを固定しました(ミッション固定は、はしさんにお手伝い頂きました)。ここで本日の作業(実際は翌日の午前1時)は終了し翌日に作業をすることにしました。

          

11日はホームセンターでエンジンオイル(カストロールRS)や不足していたケミカル類を購入したあと午後2時頃に作業場に入りました。
最初にEJ20Rエンジンのタービン周りのオイル等配管にバンテージを巻く作業を行い、スピードメーターケーブルをメーター側と接続。ミッションに強化レリーズベアリングとレリーズフォークやレリーズシャフトを固定しました。
またクラッチカバー接地面の紙ヤスリがけと洗浄、フライホイール(shima.aさんに譲ってもらったTODAの4.5kg軽量)にベアリングを固定させる作業(油圧プレス使用)も行いました。
フライホの組み付けはボルトにボルトロック液を1〜2滴付けてからエンジンにボルトを規定トルク(8kg/m)で組み付けていきます。クラッチ板はセンター出し工具(SST)を使用してエンジン本体に仮組みし、クラッチカバーを組み付けました。
          

ミッションマウント後部を固定しているボルト4本を緩めてから、エンジン・クレーンを上げ、レガのエンジンルームに持って来てゆっくりと降ろして行きました。試行錯誤した後に新エンジンはレガのエンジンルームに収まりました(エンジン搭載は、TAKAさんにお手伝い頂きました)。
          

何とか無事に搭載できホッと一息でした。
計画当初はパワポン本体&ステーやエアコンコンプレッサ・ステーもBG用を使用するつもりでしたが、今回はBF用を使うことにしました。
フロント・ドライブシャフトやフロントナックル等の結合、プロペラシャフト等を元に戻しました。

130217/本日の作業
今回は補機類の取付です。
排気関係はフロントパイプとセンターパイプを取付、吸気関係の取付、DSBCの室内配管等及びラジエター関係の取付を行いました。

130225/本日の作業
今回は、純正ソレノイドバルブに戻してから配管関係を戻しました。 いざエンジンをかけようとバッテリーを繋いでクランキングすれど動きません。 怪しいのはBC/BF用を加工してBGのDiに繋げる部分のエンジンハーネスとBG用Diのようです。時間が無くなりここでタイムアウト。
次週はエンジンハーネスを赤レガ用のものに換えるとともに、MINORU−Kさんから譲って頂いた前期GC用Diを取り付けて始動を試してみることにします。

130303/本日の作業
夕方からエンジンハーネス交換作業に入りました。
オルタとパワポンを外して、ICとインマニを付けたままハーネス取り 換えようと思いましたが手が届かずに断念し、ICを外してインマニ取付ボルト8本を抜き浮かせながら交換しました。
赤BFのエンジンハーネスのインジェクターコネクタ&Diコネクタには“○番”というシールが付いておらず、一方に白いテープが巻いているだけだったのですが、20R用Diコネクタが1番と2番が白く3番と4番が黒い事を思い出し同様に繋ぎました。ダメもとでクランキング。エンジンかかりました。
アイドリングは高い(ISCVが不備の時のような感じ)のですが、4発まともに回っていました。しかし、その後にガソリン・ハンマー現象が発生しセルが回らなくなってしまいました。

130310/本日の作業
赤レガの復旧作業に従事しました。
NGKのグリープラグ6番を購入しプラグ交換。
EJ20Rの1番からイリプラグを外して行きましたが、1番のプラグを外したところ、ガソリン(液体大目)が出て来ました。
2〜4番までは濡れているだけでしたので1番のインジェクターではないかと疑いました。 とりあえず4本外してから、クランクプーリーをラチェット回した所残りのガソリンがシリンダーから出てきました。
新プラグに替えてから、燃ポンを繋がないでクランキングしたところ、またまたウォーター(ガソリン)ハンマーが発生。1番を開けると再びガソリンが出てきました。
1番のインジェクターのコネクタを外してから、3気筒状態にして再度回したところ、まだ掛かりません。ふと見るとセルに付けるアース線が取り付けていなかったのを発見。本当に恥ずかしい話しですが、下に潜って取付してから再度クランキング。
暫くセルを回していたら初爆があり、エンジンが回りだしましたが、白煙(オイル交じりではなくガソリン濃すぎる時の色)モクモク。燃料が濃すぎるとのことでしたので、いろいろと考えましたが。インジェクター(440cc)と燃圧レギュレーターを赤BFのに変更して回すことにしました。

          

130317/本日の作業(エンジン搭載の完成)
最初に結果をお知らせします。やっとまともにエンジンが動きだしました。
先週起こった白煙ですが、原因はオイル混じりのガソリン燃焼からきたものでした。
1番のインジェクターの取り付けに不備がありガソリンだだ漏れからオイルパンにガソリンが溜まり、これがピストンにオイルが供給される再に入り込み燃焼していたようです。
インジェクターをBF用に交換(ASSY交換)し、原因を突き止めるまでに数時間費やし、オイルを抜き取り再度クランキングさせてやっと4発が正常に動きだしました。
現在は、友人に書いてもらった暫定ECUを使用していますが、アキュートECUをベースとしたECUを書き換えてもらっているので、最終的にはこれで煮詰めたいと思っています。
ISCV(前回イグニッションリレーを交換したときに一緒に交換したのですが、その前に使用していたISCV)が原因と思われるアイドリングのハンチングが起こっているので、ISCVを手元にあるものと交換することと、オイルクーラーこそ追加しませんが、大森のオイル・フィルター移設キットを使用してフィルターの移設+油圧計の再結線とDSBCの結線(車内への配線引込と本体の設置は済)を済ませて全て終了です。

ただ、オイルパンへのガソリン進入→シリンダーへの逆流が、このエンジンにどのような影響を及ぼすかはこれから走りこんでみないと解らない状況ですので、なるべく(意地?)このエンジンをベースにBF5B延命措置を実践していきたいと思いますが、万が一に不備が生じた場合は、GC8エンジン(EJ20GまたはEJ20K)を探して来るつもりです。
最初のエンジンを購入してから早いもので1年が経ちました。この間、自分なりに楽しみながら苦しみながら経験を積んで来たことは、これから自分にとって貴重な財産(経験)となっていくと思います。

<BF5B/エンジン・駆動系現仕様>

  1. エンジン本体      :EJ20R
  2. インマニ        :BF5B用研磨加工済
  3. インジェクター     :440CC(BF5B用)
  4. ダイレクトイグニッション:GC8A用
  5. タービン        :GC8B用三菱TD05
  6. エアクリーナー     :GC8用ARCインダクションボックス
  7. エアフロメーター    :BF5B用純正
  8. スロットル       :BC5A用純正
  9. 各センサー関係     :BF5B用純正利用
  10. エキマニ        :GC8用ZEROステンレス
  11. フロントパイプ     :GC8用ZERO製
  12. タービンサポート    :BF5B用純正加工
  13. トランスミッション   :TY752(BG用)
  14. リヤデフ        :BG5B用純正ビスカス