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BC−RSタービン
レガシィBC/BF仲間が入手された解体のBC/RS−RAからタービンを譲って頂きました。
IHI製ですが、GT用タービンとは羽の枚数や大きさが違います。また走行距離が5万5千キロということで状態も良かったので交換することにしました。


作業手順
作業時間は、識者の方々からのアドバイスにより4時間を予定していました。
なお、作業の手順は下記の通りに行います。

1.ドライブシャフト外し
2.遮蔽板外し(レガのは下部しか付いてませんが)
3.フロントパイプ外し
4.オイルライン・ウォーターライン外し
5.タービン・アクチュエーター外し
6.1〜5の逆行程での組付

この際、工具のほかに用意しておく物としては...
a.CRC556
b.ロングライフ・クーラント
c.鉄パイプ(熱で固着しているタービン付近のナットを外す)


作業(111011)
作業はレガシィBC/BF ML仲間に指導頂きました。
作業の開始ですが、フロントにガレージ・ジャッキを入れるのですが、赤レガは車高が低いので、片側にパンタジャッキを使用して車体を若干上げ、ガレージジャッキを入れて持ち上げてから、メンバーにウマをかけてジャッキを降ろしました。

ボンネットを開け、WRC風に垂直にボンネツトを固定します。
エンジンの熱が冷めるまで、待ちますがボルト部分にCRC556を頒布しておきます。

なお、普通はタービン遮蔽板の取り外しがあります。遮蔽板は上部(本体)と下部(フロントパイプに固定されている)に別れますが、本体の取り外しはボルト6個所で固定されており、手が入りにくい場所にあるので結構面倒でするまたボルトを外し終わってから抜く場合も、ブレーキマスターバックに当たらないように注意が必要です。そうそうレゾネーター関係も取っておいたほうが作業は楽です。
エンジンが冷えるまでの間で、運転席側のフロント・ドライブシャフトを抜きます。これはタービン交換の作業をし易くする為です。



次にフロントパイプの取り外しです。パイプはタービンに5本のナット、パイプの中間部でエンジンと1個所、下端でマフラーにそれぞれ固定されています。
特にタービンとの固定部分は、熱で固着されているので、14mmのスパナを当て、鉄パイプ(短管)を使ってテコの原理で緩めます。インタークーラーが付いたままですと鉄パイプを使って回せない箇所があるので注意です。

ところで、取得してあったRAタービンはガタもなくいい状態でしたがスタッドボルトが1本足りない!ということが解りました。急きょshima−aさんが、元々付いていた タービンのスタッドボルトにバイスプライヤー掛けて回してみましたが緩まず、ダブルナットもタービン単体ではトルクがかけられなかったので、たまたま作業場にあったBFのタービンに焼入れナット2個掛けてエンジンを足で押さえながらラチェット+2tジャッキ用ハンドルで回して外して調達してくれました。
ここが緩んだら、温度センサー用コネクターを外して、下側を外せばフロントパイプは外れます、ただ下に勢い良く落ちて来る(ニュートンの法則!)ので注意してください。

次にタービン本体とエンジンは3本のナットで止めてあるので外し、オイルラインとウォーターラインも外します。またアクチュエーターに接続するパイピングも同様に外します。 これでタービンは外れました。あとは逆に組み付けて行き4時間30分で作業が終了しました。
この作業中でも問題発生、フロントパイプとセンターマフラーとの結合中ですが、どんなに組み付けてもガスケットが遊びます。
ガスケットを無理矢理ねじ込んでしまったためでした。

作業U(111024)
前回、私がフロントパイプ用ガスケットを組立の際に潰してしまったので、今回はガスケットの取付を行いました。
作業は、スーパーローランプにレガを乗せてから、ガレージジャッキで持ち上げ、ウマで固定してからフロントパイプを以下の順序で行いました。
@タービンとの結合部(5ヶ所)を緩める
Aボディ接合部(2ヶ所)を取り外す
Bセンターパイプとのスプリング&ボルトで固定してある接合部(2ヶ所)を取り外す
という順序で行いますが、タービン接合部を緩めるのにFタワーバーが邪魔になるので片方を持ち上げてました。
タービン接合部は14mmのメガネレンチを噛ましましたが、先々週に作業を行っているので、熱による固着は無く、簡単に外すことが出来ました。ちなみにタービン結合部は上から緩められるのは3ヶ所、後の2ヶ所は潜って行わなくてはなりません。今回はドラシャを外さないで作業しましたが、結構力を入れるのは大変でした。
ボディとの接合部はボルトを完全に外しました。そしてセンターパイプとの接合個所を外すとフロントパイプは余裕に隙間が出来ますので、ガスケット(75Φ)を入れて組み付けます。1人で行う場合はセンターパイプとの接合が手作業では面倒なので、パンタジャッキを利用してフロントパイプとセンターパイプを垂直にし組み付けました。この方法は大変楽に出来ます。排気漏れをチェックしてから終了しました。
今回は並行して、次回行う予定のステアリングラックのオイル漏れ部分の確認とシフトリンケージの緩みチェックやミッションオイル添加剤の注入も合わせて行いました。

お手伝い頂いたお友達です。

作業からの帰り、赤レガはローダーに乗せられて三郷に行きました。
といっても、不動になったわけではないです!高速代とガソリンの節約も兼ねて、初経験と相成りました。結構楽しかったです。