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007シリーズ、ボンドカー
私が良くみる映画やTVドラマはアクションものが多いんですが、その中でも007シリーズは全てをビデオに撮るくらい大好きです。
そこで、歴代ボンドカーを徐々にですが、紹介していきたいと思います。



トヨタ2000GTオープン

1967年に公開されたショーン・コネリー主演の007シリーズ第5作。
日本が舞台となって繰り広げられるアクション映画です。敵スペクターが米ソの衛星を盗んで戦争をけしかけようとする作品で、日本側の出演は、丹波哲郎、若林映子(ボンドガール1)、浜美枝(ボンドガール2)などで、東京や東京近郊だけではなく、国内多所でロケが行われました。印象に残っているのはMS30系クラウン(敵が乗っている)をヘリで吊り上げ、河口で落下させるシーンや地下鉄丸の内線がタイガー田中(丹波哲郎)の移動用車両兼サロンとなっていることなどでしょうか。


ボンドカーは映画会社からトヨタ自動車に直接依頼があり、トヨタでは発売間際だったスポーツカー“トヨタ2000GT”に白羽の矢を当てました。
メーカー側としてはクローズドボディのまま提供したかったようですが、映画側からは撮影する際、俳優さんの映りが良いようオープンカーでとの要望があり、急きょトヨタ・スポーツ・コーナー綱島の片隅で2週間で仕上げられました。


製作台数は2台で、特に苦労した箇所はフロントウィンドの処理、オリジナルと比較するとラインが変っているのがわかります。
ガラスを作り直すには時間がなかったので、透明アクリル板を使用しています。
ウインカーレンズがクリアーからオレンジに換えられたり、フォグランプカバーの内側は白(パールホワイト)に塗られたままになっているなど、プロトタイプ・ベースということが随所に見られますね。


若林映子が運転して、ホテルオークラからでた2000GTは、いつのまにか多摩ニュータウンを抜けて神戸へ...1日ぢゃ無理だろうと思いつつも見入ってしまいました。
シート後には、通信設備が備え付けられていますが、アストンマーチンのような特別な装備はありませんでした。
しかし、クルマそのものが存在感ありましたね。
現在はトヨタの本社に展示されています(社会人1年目のときに名古屋にいたため、会社の研修でトヨタを見学に行ったときに見ました)。


アストン・マーティン(DB5など)

第1作「ドクター・ノオ」、第2作「ロシアより愛を込めて」に続く1964年に公開されたショーン・コネリー主演の007シリーズ第3作「ゴールドフィンガー」で登場。。
第1作・第2作では、明確なボンドカーがありませんでしたので、初代ボンドカーはアストンマーティンDB5ということになります。
マイアミで静養していたジェームズ・ボンドは美女ジルと出会うが、彼女はゴールドフィンガーの手下であった。


彼の小悪行を暴いたため、ボンド自身も命を狙われることになり、調べるうちに、ゴールドフィンガーの大掛かりな計画が...
宿敵「スペクター」とは全く関係無い相手との闘いになりますが、Qが作る特殊装置が大活躍です。
このボンド・カーは、マシンガン、回転式ナンバー・プレート、自動で上がる楯などを搭載しています。


DB5はサンダーボール作戦冒頭にも登場します(敵の城からジェット浮上装置で逃げ出したボンドがDB5から水を撒くシーンがありますね)。
アストンマーティン自体は、イキセリスで昔からある名門ですが、現在はその資本がフォードとなっています。
新車で買うと1千万円以上と、家と変わりないくらい庶民には高嶺の花。


DB6はジョージ・レーゼンビーに主演を渡した「女王陛下の007」や、ボンド引退後ショーン一時復帰作となる「NEVER SAY NEVER AGAIN」にも使われました。
また後継車種がパロディ・シリーズ「キャノンボール」にロジャー・ムーアと出演。ティモシー・ダルトン主演の第15作「リビング・デイライツ」にヴィォランテが、ピアース・ブロスナン主演の第20作「ダイ・アナザー・デイ」にはヴァンキッシュV12がで使用されています。


ロータス・エスプリ

1977年に公開されたロジャー・ムーア主演の007シリーズ第10作。
私が初めて劇場で見た007シリーズです。
大西洋上で英ソの原子力潜水艦が消息を絶ち、ジェームズ・ボンドは原潜追跡システムを手掛かりにエジプトの首都カイロへ。
KGBの美人スパイ、アニヤ・アマソワ少佐も同じ命令を受けていたため、英ソ両陣営は共同して敵である海運王カール・ストロンバーグと対決するのであった。巨大タンカーが潜水艦を飲み込むシーンは圧巻でした。


この素晴らしいボンドカーも残念なことに第12作「ユア・アイズ・オンリー」の冒頭で爆破されてしまいました(その後劇中にてエスプリ・ターボに代わりましたが)。




マスタング・マッハ1

第7作「007/ダイヤモンドは永遠に」に再登場したショーン・コネリー復帰作に登場。
ラスベガスを舞台にした片輪走行やジャンプなどのシーンが記憶に新しい。
このクルマも特別装備などは何も無い。


ジャヴェリン/AMX

「黄金銃を持つ男」に登場。川を1回転しながらジャンプするのが有名であるが、当時最もバランスよく回転できるウェイトを持っていたからの採用であり、やはり特別装備などは何も無い。